emacsのieditパッケージの使い方

emacsのieditパッケージの使い方をまとめました。


1 ieditパッケージとは

文字列の置換をサポートするemacsパッケージです。

例えば、関数内部の変数名を変更する場合に有効です。

2 ieditパッケージのインストール

M-x package-list-packagesでインストールします。

iedit        0.97         available  Edit multiple regions in the same way simultaneously.

3 .emacsの設定

ieditパッケージを読み込みiedit-modeをグローバルなキー割り当てします。

(require 'iedit)
(global-set-key "\C-cI" 'iedit-mode)

4 ショートカット

iedit-modeは置換する文字列にカーソルを合わせて実行します。最初の状態でバッファ全体が対象となります。

 

C-cキー Iキー 文字列を置換対象にする、終了する

 

文字列を置換対象にした後、置換対象を関数内部に絞り込むことができます。

 

M-Hキー 置換対象を関数内部に絞る

 

5 実行例

C-cキー Iキーでvalueという文字列を置換対象にします。

https://dl-web.dropbox.com/s/tqh87knq5bj96x2/0001_replace.png

M-Hキーで関数内部に絞り、numberという名前に変更しました。

https://dl-web.dropbox.com/s/h8lohnjgihl05cv/0002_function.png

もう一度C-cキー Iキーを押すことで終了します。