emacsのauto-completeパッケージの使い方

emacsのauto-completeパッケージの使い方をまとめました。


1 auto-completeパッケージとは

バッファ内で使用されているシンボル名の入力を補完する為のemacsパッケージです。

これ単体では標準関数の補完はサポートしていません。

2 auto-completeパッケージのインストール

M-x package-list-packagesでインストールします。

auto-complete  1.5.0  installed  Auto Completion for GNU Emacs

3 .emacsの設定

requireでauto-completeとauto-complete-configをロードします。

(require 'auto-complete)
(require 'auto-complete-config)

global-auto-complete-modeを有効にすることでデフォルトでauto-completeが有効になり、自動的に補完候補が出るようになります。それとは別に任意のタイミングで補完候補がでるようにキーバインディングを設定します。

(global-auto-complete-mode t)
(global ac-complete-mode-map "\M-TAB" 'ac-next)

候補が出た時に選択できるようにキーバインディングを設定します。

(define-key ac-complete-mode-map "\C-n" 'ac-next)
(define-key ac-complete-mode-map "\C-p" 'ac-previous)

4 ショートカット

補完候補を表示します。

 

M-TABキー 補完候補を表示する

 

補完候補が出た状態で選択します。

 

C-nキー 次の候補へ
C-pキー 前の候補へ

 

C−gキーで補完候補が表示されなくなり、C-nキーとC-pキーは元のショートカットに戻ります。

5 実行例

foo関数とfoobar関数がある状態でfoと入力すると補完候補が表示されます。

https://dl-web.dropbox.com/s/ijzhx7kcw9o7c8g/0001_auto-complete.png