ArchLinux 2016.06.01: VirtualBox上のArchLinuxにGuest Additionsをインストールする

Guest Additionsをインストールしていない状態だと、ディスプレイマネージャがうまく動かないかもしれません。

この問題を解消する為にGuest Additionsを導入します。

 

1 シングルユーザモードの起動

GRUBメニューの"Arch Linux"の所でeキーを押します。

0001_GRUB.png

linuxと書かれた行の末尾に"1"を加えます。Ctrl-xで起動します。

0002_Kernel-Parameter.png

シングルユーザモードが起動しました。rootのパスワードを入力します。

0003_Single-User-Mode.png

DHCPクライアントを動かしてIPアドレスを取得します。DHCPサーバを使っていない場合は、IPアドレス、経路情報、DNS情報を手動で設定してください。

# systemctl restart dhcpcd

2 ビルドに必要なパッケージのインストール

ビルドに必要なパッケージをpacmanでインストールします。

# pacman -S --noconfirm linux-headers xorg base-devel

3 Guest Additionsのマウント

VMのウィンドウメニューからGuest AdditionsのCMイメージを挿入します。

Devices -> Insert Guest Additions CD image

/mntにマウントします。

# mount -t iso9660 /dev/sr0 /mnt

4 Guest Additionsのインストール

Guest Additionsをインストールします。

# cd /mnt
# ./VBoxLinuxAdditions.run

再起動します。

# reboot

5 実行結果

Xfce + LXDMなデスクトップ環境でディスプレイマネージャが無事起動し、ディスプレイの解像度が向上しました。

0004_Display-Resolution.png