Ubuntu 16.04: Fcitx + Mozcで日本語入力する

Fcitx + Mozcで日本語入力する手順を記載します。MozcをEmacsライクなキーバインディングにする手順も記載します。

1 不完全な言語サポートを修正する

最初に不完全な言語サポートを修正しておく必要があります。

2 Fcitxを有効にする

im-configで${HOME}/.xinputrcを作成します。

$ im-config -n fcitx

一度、再起動します。

3 Mozcを有効にする

fcitx-configtoolでInput Methodを設定します。

$ fcitx-configtool

Input MethodでMozcを追加します。

0001_Fcitx-Input-Method.png

好みの問題ですが、Global ConfigでTrigger Input MethodをSuper + Spaceに変えます。これでEmacsのリージョン選択でctrl + shift + spaceではなく、従来のctrl + spaceが使えるようになります。

0002_Fcitx-Global-Config.png

4 Emacsライクなキーバインディング

これはmozc.elとは別のもので、Ubuntu 16.04での日本語入力全般でMozcのキーバインディングをEmacsライクにする手順です。入力候補の切り替えがspace / shift + spaceからctrl + n / ctrl + pに変更できます。

MozcのEmacsライクなキーバインディングを公開している方がいるので、ダウンロードします。

$ wget https://raw.githubusercontent.com/proshunsuke/mozc-emacs/master/keymap-emacs.txt

DashからMozc Setupを起動します。

0003_Mozc.png

GeneralタブのKeymap styleのCustomizeを選択します。

0004_Mozc-Settings.png

EditのプルダウンからImport predefined mappingを選択して、先ほどダウンロードしたkeymap-emacs.txtを選択します。

0005_Mozc-keymap-editor.png

Mozc keymap editorでOKを選択し、Mozc SettingsでApplyを選択します。

以上でInput MethodがMozcの場合に、変換候補の操作がEmacsライクなキーバインディングとなります。