Windows Subsystem for LinuxでOpenSUSE Leap 42.2のルートファイルシステムを利用する手順を記載します。
Table of Contents
1 インストール方法
2 ユーザの追加
bash.exeのユーザをrootに変更してbash.exeを起動します。
C:\Users\hiroom2\AppData\Local\lxss>lxrun /setdefaultuser root C:\Users\hiroom2\AppData\Local\lxss>bash
新規ユーザを追加するだけではzypperなどのprivilegeな操作ができません。rootのパスワードを設定するか、sudoを利用する必要があります。この記事ではsudoを利用します。
sudoをインストールしてwheelグループのコメントアウトを解除します。
# zypper -n in sudo # sed -e 's/# \(%wheel.*NOPASSWD:.*\)/\1/g' -i /etc/sudoers
visudoを使う場合はエディタをインストールします。
# zypper -n in nano # EDITOR=nano visudo # vi does not need EDITOR.
新規ユーザを追加します。
# useradd hiroom2 # passwd hiroom2 New password: Retype new password: # gpasswd -a hiroom2 wheel
bashを終了します。
# exit
bash.exeのユーザを追加したユーザに変更してbash.exeを起動します。
C:\Users\hiroom2\AppData\Local\lxss>lxrun /setdefaultuser hiroom2 C:\Users\hiroom2\AppData\Local\lxss>bash $ # This is added user bash.
3 sshサーバを起動する
D-BUSが動作しないのでsystemctlは使うことはできません。直にコマンドを実行する必要があります。
$ sudo zypper -n in openssh $ sudo /usr/sbin/sshd-gen-keys-start $ sudo /usr/sbin/sshd -D &