conspyとはSSH経由でtty1コンソール画面を表示して操作できるようにするツールです。モニタは接続しているがキーボードを接続していないサーバマシンがある場合に有用です。リモート経由で接続できるのでサーバの画面にtopやglancesを表示させることができます。
Table of Contents
1 conspyのインストール
リモートサーバ側でconspyをインストールします。
$ sudo yum install -y epel-release $ sudo yum install -y conspy
1.1 conspyをビルドしてインストールする
モニタの解像度が大きいと以下のエラーが出てconspyが動作しません。
conspy: screen too large. I only handle up to 200x80.
これはconspy 1.14では解消されているので、conspyのサイトからconspy 1.14のsrc.rpmをダウンロードし、ビルドしてインストールします。
$ sudo yum install -y rpmdevtools $ C=https://sourceforge.net/projects/conspy/files/conspy-1.14-1 $ wget ${C}/conspy-1.14-1ras.src.rpm $ sudo yum-builddep -y conspy-1.14-1ras.src.rpm $ rpmbuild --rebuild conspy-1.14-1ras.src.rpm $ sudo yum localinstall -y rpmbuild/RPMS/x86_64/conspy-1.14-1ras.x86_64.rpm
2 conspyの使い方
sudo conspyを実行します。
$ sudo conspy
下側の黄色字はSSH経由でsudo conspyを実行したターミナルで、上側の白色字は右側はvirt-viewerで接続したコンソール画面です。
conspyの画面から元の画面に戻るにはEscを3回連続で押します。