LXDEデスクトップ環境とXRDPをインストールして、LXDEデスクトップ環境にXRDPで接続する手順を記載します。
Table of Contents
1 LXDEデスクトップ環境のインストール
こちらの手順でLXDEデスクトップ環境をインストールします。
2 XRDPのインストール
XRDPをインストールします。
$ sudo apt install -y xrdp $ sudo sed -e 's/^new_cursors=true/new_cursors=false/g' \
-i /etc/xrdp/xrdp.ini $ sudo systemctl enable xrdp $ sudo systemctl restart xrdp
3 ~/.xsessionの作成
接続するユーザのホームディレクトリに.xsessionを作成します。
$ echo "lxsession -s Lubuntu -e LXDE" > ~/.xsession
4 XRDPでlight-lockerの無効化
XRDPのようにlightdmを実行しない場合、light-lockerで以下のエラーが発生します。これはlightdmでは設定されるXDG_SESSION_PATHがXRDPの場合は設定されない為です。XDG_SESSION_PATHは動的に決まる値なので決め打ちすることができません。
** (light-locker:2769): ERROR **: 08:09:59.625: Environment variable XDG_SESSION_PATH not set. Is LightDM running?
そこでlight-lockerのラッパースクリプトを作成し、ラッパースクリプトでXDG_SESSION_PATHが設定されているかいないかを判定します。
$ sudo cp /usr/bin/light-locker /usr/bin/light-locker.orig $ cat <<EOF | sudo tee /usr/bin/light-locker #!/bin/sh # The light-locker uses XDG_SESSION_PATH provided by lightdm. if [ ! -z "\${XDG_SESSION_PATH}" ]; then /usr/bin/light-locker.orig else # Disable light-locker in XRDP. true fi EOF $ sudo chmod a+x /usr/bin/light-locker
5 LXDEデスクトップ環境にXRDPで接続する
セッションタイプはXorgで接続します。Windowsのリモートデスクトップ接続で接続すると以下のようになります。