Ubuntu 18.04: GNOME3デスクトップ環境でベル音と警告音を無効にする

例えばGNOME Terminalの場合、"入力文字列がないのにBackspaceキーを押す"ような動作をした場合に発せられる音のことです。

つまり、入力文字列がない場合はBackspaceキーを押さないように気をつけろと言われてるのですが、そこまで細かくキーボードを操作している訳ではないので、この音がうっとおしく感じます。

GNOME Terminalの場合は"Terminal bell"のチェックを外せばこの音を消すことができます。

しかし、アプリケーションによっては無効にする設定がない場合があります。

GNOME3デスクトップ環境は全ての音を無効にする方法は提供していますが、この記事では全ての音を無効にはせず、ベル音と警告音のみを無効にするようにします。

/usr/bin/start-pulseaudio-x11は/usr/share/sounds/ubuntu/stereo/bell.oggが存在しない場合はベル音を無効にします。

#!/bin/sh


sudo mv /usr/share/sounds/ubuntu/stereo/bell.ogg \
     /usr/share/sounds/ubuntu/stereo/bell.ogg.orig
sudo reboot

警告音のひとつDrip.oggを0.1秒の無音ファイルに置き換えます。

#!/bin/sh


sudo mv /usr/share/sounds/gnome/default/alerts/drip.ogg \
     /usr/share/sounds/gnome/default/alerts/drip.ogg.orig
sudo apt install -y ffmpeg
sudo ffmpeg -f lavfi -i anullsrc -t 0.1 -c:a libvorbis \
     /usr/share/sounds/gnome/default/alerts/drip.ogg

"Settings"を開きます。"Sound"の"Sound Effects"にて、"Choose an alert sound"で"Drip"をダブルクリックで選択します（シングルクリックだと変更が適用されません）。