OpenSUSE Leap 15: OpenSUSE Leap 15をインストールする

OpenSUSE Leap 15をインストールする手順とOpenSUSE Leap 42からOpenSUSE Leap 15へアップグレードする手順を記載します。

1 新規インストール

openSUSE-Leap-15.0-DVD-x86_64-Current.isoをダウンロードします。

DVDを起動するとGRUBのメニューが表示されます。 "Installation"を選択します。

0001_GRUB.png

インストール言語とキーボードを設定し、ライセンスに同意します。 "Next"をクリックします。

0002_LanguageKeyboardLicense.png

デスクトップを選択します。この記事ではKDEを選択します。 "Configure Online Repositories"でリポジトリを選択できます。 "Configure Online Repositories"をクリックします。

0003_UserInterface.png

この記事ではソースコードのリポジトリである"Main Repository (Sources)"を選択します。 "Next"をクリックします。

0004_ListOfOnlineRepositories.png

デスクトップの選択画面に戻りました。 "Next"をクリックします。

0005_OnlineRepositoriesIsConfigured.png

パーティションの設定をします。 "Guided Setup"をクリックします。

0006_SuggestedPartitioning.png

この記事では"Enable Logical Volume Management (LVM)"を選択してLVMを利用します。 "Next"をクリックします。

0007_PartitioningScheme.png

この記事ではファイルシステムにext4を利用し、スワップ領域を別ボリュームにします。 "File System Type"を"Ext4"にして、"Propose Separate Swap Volume"にチェックを入れます。 "Next"をクリックします。

0008_FilesystemOptions.png

パーティションが作成されました。 "Next"をクリックします。

0009_PartitionIsCreated.png

タイムゾーンを設定します。お使いの地域を地図でクリックします。 "Next"をクリックします。

0010_ClockAndTimeZone.png

ユーザを追加します。 "Next"をクリックします。

0011_LocalUser.png

各種項目の設定をします。項目をクリックします。この記事ではSSHサービスを有効にして、SSHのポートを開放します。

0012_InstallationSettings.png

SSHサービスを有効にしてSSHポートを開放しました。 "Install"をクリックします。

0013_EnableSSH.png

インストールの確認が表示されます。 "Install"をクリックします。

0014_ConfirmInstallation.png

インストールが開始されます。インストールが成功すると自動的に再起動します。インストールメディアを取り出してください。

0015_PerformingInstallation.png

再起動後、ログイン画面が表示されます。作成したユーザでログインします。

0016_Login.png

デスクトップ画面が表示されました。

0017_Desktop.png

2 OpenSUSE Leap 42からOpenSUSE Leap 15へアップグレードする

あらかじめOpenSUSE Leap 42を最新にして、systemdのターゲットを multi-user.targetに変更します。

> sudo zypper -n update
> sudo systemctl set-default multi-user
> sudo reboot

リポジトリをLeap 42からLeap 15に変更してzypper dupでアップグレードを実行します。zypper dup完了後systemdのターゲットをgraphical.targetに戻して再起動します。

#!/bin/sh -e


sudo sed -e 's/42\.3/15.0/g' -i /etc/zypp/repos.d/*.repo
sudo mv /etc/zypp/repos.d/openSUSE-42.3-0.repo \
     /etc/zypp/repos.d/openSUSE-15.0-0.repo
sudo zypper --gpg-auto-import-keys refresh
sudo zypper -n dist-upgrade --auto-agree-with-licenses
sudo systemctl set-default graphical
sudo reboot

再起動後、OpenSUSE Leap 15となっています。

$ lsb_release -a
LSB Version:    n/a
Distributor ID: openSUSE
Description:    openSUSE Leap 15.0
Release:        15.0
Codename:       n/a

3 OpenSUSE Leap 42からの変更点

3.1 新規インストールだとデフォルトでfirewalldがインストールされている

OpenSUSE Leap 42でもfirewalldがありましたが、OpenSUSE Leap 42だとデフォルトでSuSEfirewall2がインストールされていました。

OpenSUSE Leap 15だとデフォルトでfirewalldがインストールされています。 OpenSUSE Leap 15でもSuSEfirewall2は用意されています。