VirtualBoxのインストール手順を記載します。
Table of Contents
1 VirtualBoxのインストール
virtualboxパッケージをインストールします。 virtualbox-ext-packはライセンスの同意が必要になります。
#!/bin/sh -e cat <<EOF | sudo debconf-set-selections virtualbox-ext-pack virtualbox-ext-pack/license boolean true EOF sudo apt install -y \ virtualbox virtualbox-guest-additions-iso virtualbox-ext-pack
2 VirtualBoxの起動
virtualboxコマンドを実行します。
$ virtualbox
3 ブリッジアダプタで同一ネットワークのマシンからアクセスできるようにする
libvirt+KVMの場合はブリッジインターフェースが必要ですが、VirtualBox の場合はブリッジアダプタに指定するネットワークインターフェースはホストマシンのイーサネットデバイス、あるいはそのイーサネットデバイスから作成したブリッジインターフェースでも構いません。
例えばホストマシンのイーサネットデバイスがeth0で、eth0を使用したブリッジインターフェースがbr0の場合は、eth0でもbr0のどちらでも良いです。
ただし、"Adapter Type"は"Paravirtualized Network (virtio-net)"にする必要があります。準仮想化ドライバでないと同一ネットワークのマシンからアクセスできません(最初は繋がるがすぐにストールします)。
4 VBoxManageを使ってVirtualBoxを操作する
VBoxManageはCUIで操作できるのでスクリプト化することができます。いくつか使い方を記述します。
仮想マシンをクローンします。
$ VBoxManage clonevm <OriginalVMName> --register --mode machine \ --name <ClonedVMName>
MACアドレスを取得します。
$ VBoxManage showvminfo --machinereadable vbx-ubuntu-1804-test | \ grep '^macaddress[0-9]*' macaddress1="080027A0CEDB"
仮想マシンを開始します。 –type headlessをつけると仮想マシンのコンソールのウィンドウを表示せずに開始できます。
$ VBoxManage startvm --type headless <VMName>
仮想マシンをACPI経由でシャットダウンします(OSによってはACPIの動作をシャットダウンに変更する必要がある場合があります)。
$ VBoxManage controlvm <VMName> acpipowerbutton
仮想マシンを削除します。削除には仮想マシンが停止している必要があるのでshutdownで電源OFFにします。
$ VBoxManage controlvm <VMName> shutdown $ VBoxManage unregistervm --delete <VMName>